淺沼組名古屋支店改修竣工3周年を記念して、社内イベントを開催。“GOOD CYCLE”を育むオフィスの今

淺沼組名古屋支店 GOOD CYCLE BUILDINGは、竣工から3年を迎えました。
淺沼組の環境配慮型リニューアルのフラッグシッププロジェクトとして、築30年の名古屋支店を改修。解体・廃棄を避けることで環境負荷を低減し、新たに加える素材はできるだけ自然素材を用いることで、サステナブルなリニューアルを実現しました。

竣工から3年、GOOD CYCLE BUILDINGはたくさんの方々に訪れていただき、自然や都市の循環と私たちの暮らしを考え、循環型社会に向けた取り組みをどのように実現できるかと語り合う場となりました。

3周年を記念して淺沼組では社内イベントを開催。コーポレート・コミュニケーション部と技術研究所が共同開催で、建築・土木・内勤の、全社を横断して「淺沼組のGOOD CYCLEについて考えよう」というテーマで、「知ろう」「話そう」「祝おう」の3部構成で社内交流の会を設けました。 改修後の名古屋支店の今と、淺沼組のGOOD CYCLEのこれから、をレポートします。

主催者のコーポレート・コミュニケーション部浅沼部長が1部2部の司会を務めました
全国から(1番遠くは北海道支店より)土木・建築・内勤からさまざまな職務の社員が名古屋支店に集結しました
当日イベントの様子

0部:環境配慮型オフィス「名古屋支店」のツアー

今回、全国の本店・支店から集まった参加者の目的の一つは「名古屋支店を実際に体感すること」。まずは、前名古屋支店長(現大阪本店長)の長谷川よりプロジェクトの概要について説明を受け、その後、プロジェクトに携わったメンバーの案内よる名古屋支店ツアーを実施しました。

名古屋支店改修プロジェクトメンバーの長谷川大阪本店長(前名古屋支店長)
7階会議室。手前にあるのが、技術研究所で製作した廃プラスチックを固めたテーブル
社員たちがワークショップで施工した土壁。自分たちのオフィスに対して愛着を育むため、社員自ら土を塗る工程に参加した
改修前、ガラスのカーテンウォールに囲われていた外壁には、ベランダ空間がつくられ、光と風と緑を感じられる明るい空間に

ツアーに参加した社員からは、
“名古屋支店ツアーで、実際に目で見て触れることができ、自然素材の素晴らしさを感じることができました”
“プロジェクトに携わった方々の思いや材料個々の説明から、如何にこだわって創り上げたプロジェクトだったのかが伝わりました”
“正直羨ましい労働環境。自然を感じながら仕事ができ、今後、他拠点や営業所、現場事務所でも自然素材を用いた労働環境に変えていきたいと思いました”
“初めて訪れた場所なのに、どこか懐かしさと愛着を感じました。自然素材が生み出す心地よさに触れ、そこに込められたストーリーを知ることができたのはとても貴重な経験でした”
という感想が聞こえました。

1部:「知ろう」 淺沼組が挑戦する環境配慮・循環型ビジネスについて

技術研究所山﨑所長より名古屋支店改修PJのコンセプトや技術研究所の開発秘話を紹介

1部「知ろう」パートでは、技術研究所メンバーが中心となり、淺沼組が進める環境配慮型の技術開発ストーリーや調査・検証についての発表が行われました。
名古屋支店改修後、技術研究所が進める「名古屋支店における健康調査」について、技術研究所の今井琢海が報告。また、実際に名古屋支店で働く社員の視点から、伊美智恵が名古屋支店勤務の社員を対象に行ったオフィスの快適性や機能性に関するアンケートの結果を報告しました。自然素材をふんだんに用いたオフィスでは、勤務者の自律神経機能・認知機能が向上し、抗疲労効果や健康増進効果が確認されています。

名古屋支店の健康調査結果を発表
名古屋支店のワーカーから、機能性・快適性についてのアンケート報告

名古屋支店勤務者のアンケートでは、「名古屋支店を改修してよかった」という声や、自然素材のなかでどのポイントが気に入っているか、実際使い辛く感じているところなど、正直な感想が伝えられました。この意見を踏まえ、今後、名古屋支店では改善方法を検討していく予定です。

続いての発表は、名古屋支店改修後のGOOD CYCLE PROJECT展開事例について。2023年2月に豊洲千客万来にオープンした店舗「芋松」について、物件完成にいたるまでのエピソードをリニューアル営業部の畠山隆彰から、新しい土壁工法の開発ストーリーを技術研究所の福原ほの花からプレゼンがありました。施主・設計者・施工の協力会社等の外部パートナーと共に、施主の想いを叶える空間づくりをとおして、地球環境とつながる意識を持ち、「環境配慮型の新しい工法を開発し、実装する」ことをどのように成し遂げたのか。そこに至るまでの経緯と、土を使った新しい工法を今後も展開していく意気込みが語られました。

プレゼンを聞いた社員からは、
“これからも「土」の技術や研究が進み、淺沼組の大きな強みになるといいなと思います”
“技術者の熱意、楽しみながら研究している様子が伝わりました。施主の要望に応えるための技術力があることを改めて感じて、営業として心強く思いました“
という声が上がり、これからの技術研究所での開発に期待を持つ発表となりました。

2部: 「話そう」 参加者によるフリートークセッション

2部のフリートークは、プレゼンを受けて感じたこと、淺沼組のこれからの展開、大阪万博でのオランダパビリオンの施工が進んでいる様子など、それぞれが伝えたいこと・感じていることをシェアする時間に。社員が集まり、コミュニケーションを取ることで会社の結束が強まり、それぞれの熱意を感じて、モチベーションが上がる。 なかには、“自社が取り組むGOOD CYCLE PROJECTを知ることで、自分も環境やリサイクルの意識・関心が高まりました”という声が見られました。
会社事業として取り組むだけでなく、個人の意識としてGOOD CYCLEを考え、それを会社の事業に反映させていく。個々の意識が集まり、大きな力となって事業を動かしていく、その一歩をまた名古屋支店で踏めたように思います。

3部:「祝おう」 受賞・3周年記念パーティー

そして、イベント最後は2階ラウンジへ移動して、懇親会を開催。これまで名古屋支店が受賞した数々の賞を祝おう!そして、3周年を祝おう!ということで大いに盛り上がりました。

司会はコーポレート・コミュニケーション部上島が務め、クイズ大会を企画するなど会場を盛り上げました

前名古屋支店長の長谷川は、「名古屋支店竣工当時はコロナ禍でイベントができなかったが、こんなふうにみんなが集まり、2階にビールサーバーを置くのが夢でした!」と、嬉しそうな様子で。

淺沼組代表取締役社長の浅沼誠からも、名古屋支店竣工から3年を迎えた今、淺沼組の循環型ビジネスが盛り上がってきたことに対し、社員への労いと感謝の言葉がありました。また、会場全体をまわりながら、名古屋支店やGOOD CYCLE PROJECTに興味を持って全国から駆け付けた社員と会話を交わしており、社員との交流を大切にしている様子もうかがえました。

今回のイベント主催のコーポレートコミニュケーション部 浅沼部長と技術研究所 山﨑順二所長
ベント運営メンバーで。コーポレート・コミュニケーション部、技術研究所、GCB営業推進部、建築事業本部、土木事業本部、さまざまな部署から集まったメンバーで

GOOD CYCLEをつくり出すのは、淺沼組のものづくりの情熱、人とのつながり・思いを共有することから。名古屋支店で新たに芽生えた熱を、この先も社内に循環させていきたいと思います。

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