株式会社淺沼組(本社:大阪市、代表取締役社長 浅沼誠)の名古屋支店改修 PJ が、このたび一般財団法人住宅・建築 SDGs 推進センターが主催する 2022 年度の第1回 SDGs 建築賞(旧サステナブル建築賞)の大規模建築部門 において準グランプリとなる「一般財団法人住宅・建築 SDGs 推進センター理事長賞」を受賞しました。本 PJ では築 30 年の自社ビルの改修において土や木・植栽などの自然素材をふんだんに取り入れながら省エネ・脱炭素にも取り組み、“循環の中の建築”を目指して設計・施工に取り組んだことが高く評価され受賞に至りました。当社では今回の受賞を励みに「環境配慮型リニューアル」としてより一層、人にも地球にもよい循環をつくっていける様、取り組んでまいります。
- 受賞作品名:GOOD CYCLE BUILDING 001 淺沼組名古屋支店改修
- 受賞作品概要:総合建設会社・淺沼組による『GOOD CYCLEBUILDING』のフラッグシップとして、築 30 年の自社ビルを環境配慮型ビルへリニューアルした建物。既存躯体を活用し、自然の光・風へのアクセシビリティを高める改変を行うとともに、土や木などの自然素材を最大限活用し、人にも地球にもよい循環の中に建築を位置づけ直す試みである。
- 設計:株式会社川島範久建築設計事務所 + 株式会社淺沼組
- SDGs 建築賞での紹介ページ
https://www.ibec.or.jp/sustainable/building/index.html - 第1回 SDGs 建築賞 審査委員 林立也氏による評価コメント
本建物は、総合建設会社である淺沼組が推進する「人間にも 地球にもよい循環」をつくり上げる『GOOD CYCLE BUILDING』を、築 30 年の自社ビルのリニューアル計画として実現したフラッグシップである。建築物における資源循環の取り組みは、一般的に 3R (リユース、リーデュース、リサイクル)建材の利用に留まるが、本建物では「都市における循環の中に建築を位置づける」として、主には①建設残土、都市のゴミ等のアップサイクル、②自然素材の人工素材とは分離できる形での利用、の大きく 2 つの方針をもって取り組んでおり、次の段階でのリユース、リサイクルにも真剣に取り組んでいる。(中略)建物の SDGs 対応として、多くの建物が従来からの環境配慮である省エネ等の取り組みに留まりがちな中で、本リニューアル計画は資源の循環を最大のテーマとし、それを高い水準とデザイン性で実現している。また、多くのパートナーや社員との協業により、ビジネスへの展開を強く予感させる パートナーシップ構築も達成しており、SDGs 時代の新しいリニューアルのあり様を提案している。
SDGs 建築賞(旧サステナブル建築賞)とは
建築物として優れた作品であるとともに建築主、設計者、施工者および利用者の協力により、建築物の計画、
生産、運用、廃棄にいたる全ての段階における SDGs 達成に向けた顕著な取組で、その普及効果が期待される
SDGs 建築物を顕彰するために設けられた賞。(ホームページより)